Ubuntu 12.04 LTSにsoftether vpnをインストール(その5)
5.tapデバイスの設定
マネージャのメイン画面からローカルブリッジ設定をクリックします。
仮想HUB、新しいtapデバイスのブリッジ接続、tapデバイス名を設定し
ローカルブリッジを追加をクリックします。
元々ある、br0は削除して下さい。
メイン画面の仮想HUBの管理ボタンをクリックし、仮想NATおよび
仮想DHCPサーバー機能をクリックします。
Secure NAT機能を有効にします。
続いてSecureNATの設定ボタンをクリックします。
デフォルトでは192.168.30.0/24のセグメントを使用するよう
設定されているかと思います。
配布アドレスIP帯に記載されているアドレスが、VPNでアクセスしてきた
クライアントに割り振られることになります。
ここで再びsoftether vpnをインストールしたサーバに
sshアクセスします。
ifconfigを実行します。
tap_vpn Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス XXXXXXXXXXXXXX inet6アドレス: XXXXXXXXXXXXXXXXXXX/64 範囲:リンク UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1 RXパケット:5072 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0 TXパケット:5782 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0 衝突(Collisions):0 TXキュー長:500 RXバイト:730997 (730.9 KB) TXバイト:481457 (481.4 KB)
上記のようなtapデバイスが追加されていることが確認出来ます。
このtapデバイスにIPアドレスを設定します。
VPNで接続してくるクライアントに割り振られるアドレスが10~200までなので
今回は5を設定します。
ifconfig tap_vtap 192.168.30.5 netmask 255.255.255.0
再びifconfigを実行し、TAPデバイスにアドレスが割り振られていることを確認します。
tap_vpn Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス XX:XX:XX:XX:XX:XX inetアドレス:192.168.30.5 ブロードキャスト:192.168.30.255 マスク:255.255.255.0 inet6アドレス: XXXXXXXXX 範囲:リンク UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1 RXパケット:399252 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0 TXパケット:9734 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0 衝突(Collisions):0 TXキュー長:500 RXバイト:23636196 (23.6 MB) TXバイト:4190318 (4.1 MB)
再びウインドウズ上の管理マネージャに戻ります。
OpenVPN/MS-SSTP設定をクリックします。
OpenVPNサーバー機能を有効にするにチェックを入れます。
また、中央にあるOpenVPNクライアント用のサンプル設定ファイルを生成ボタン
をクリックし、設定ファイルをダウンロードします。
管理マネージャで設定する項目は以上です。
また別の機能を試したいといった場合には管理マネージャを使用し設定してみて下さい。
次回はVPNクライアント設定です。