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技術メモ✍

ubuntu 15.04 をファイルサーバ(sambaサーバ)にする

先日買った7年前発売のThink Padですが、すごく好調です^^
12.1インチで場所も取らないし発熱もそんなにひどくないし音も静か。
そんなThink Padをファイルサーバにします。

用途としてはメインのPCとスマホからアクセス出来るようにします。
あとは仕事用PCのバックアップファイルの置き場所としても使えるようにします。

HDDはUSB接続のものを使用します。
HDDをパソコンに挿します。

dfコマンドをうちます。
こんな感じにディスクの状態が表示されます。

Filesystem     1K-blocks      Used Available Use% Mounted on
udev              960220         0    960220   0% /dev
tmpfs             194276     10364    183912   6% /run
/dev/sda1      238275200   4698692 221449788   3% /
tmpfs             971364       160    971204   1% /dev/shm
tmpfs               5120         4      5116   1% /run/lock
tmpfs             971364         0    971364   0% /sys/fs/cgroup
/dev/sdb1      397714080 294447208 103266872  75% /media/ユーザ名/何か文字列

この構成だと/dev/sdb1がUSB HDDになります。
システムが入っているメインのHDDは/dev/sda1です。
うちのThink Padだとノートパソコンを開いている状態でないと
USBに接続されたものを認識してくれませんでした。

それでは/dev/sdb1をマウントしてやり、ubuntuから使えるようにしてやります。

まずマウントするディレクトリを作成します。

$ mkdir /mnt/share

このように一般的に/mntの下に作成します。
そしてマウント

$ mount /dev/sdb1 /mnt/share/

まずこれで/mnt/shareの配下に移動して、HDDの中身が見えるかどうか
確認しましょう。

ここで、マウントしたディスクですが再起動するとマウントが解除
されてしまいます。
そこでもう一箇所設定を加えます。
加える準備段階としてHDDのuuidというものを調べます。

$ blkid

これで/dev/sdb1の箇所に記載されているuuidを何かにコピーします。
続いて/etc/fstabを編集します。
Xのところはuuidを記載して下さい。

UUID=XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX /mnt/share ntfs defaults 0 0

今回のhddはntfsです。
一番右の0は起動時のチェック処理の有無でその左隣はdumpをとるかの有無
さらにその左隣(defaults)はマウントオプションだそうで、よく分からなかったら
UUIDとマウントポジションファイルシステムだけ変更してこのまま記載
して下さい。

これで再起動してもちゃんとマウントしてくれるようになりました。

sambaをインストールします。

$ apt-get install -y samba

今回はユーザ(hamaya)でファイル共有できるよう設定します。
hamayaをsambaユーザとして登録

$ pdbedit -a hamaya

グループ(group1)を追加

$ groupadd group1

グループgroup1にhamayaを追加

$ gpasswd -a hamaya group1

共有フォルダの所有グループをgroup1に変更

$ chgrp group1 /mnt/share/

読み込み、書き込み、実行権限をつける。

$ chmod -R 777 /mnt/share

sambaのコンフィグファイルを編集します。

$ vi /etc/samba/smb.conf

[homes]
comment = Home Directories
browseable = no
[public]
path = /mnt/share

browseable = yes
writable = yes
valid users = @group1

[homes]はコメントを外すだけですが、[public]は追記しないと
いけませんでした。

編集したファイルは下記コマンドで確認

$ testparm

これでsambaを起動します。

$ service smbd restart

他のPCやスマホからこのPCにアクセスしてpublicディレクトリが
見れて書き込みが出来れば今回の設定は終了です。